Cece Farm(タイ)で購入した植物をタイから外国へ持ち出す場合、必ず必要なのが「植物検疫証明書 / phytosanitary certificate」です。通称「phyto」ですね。 この取得を面倒に感じて、タイで植物を買うのを諦めている~という話をよく耳にします。 ですが、Cece Farmなら簡単に手続きできますので、諦めるのは早いです!
タイで「Phyto」の取得はカンタン!
この「Phyto」ですが、タイでの取得方法は実に簡単です。まず「E-Phyto」というタイ政府公式のWEBサイトで証明書の取得申請をします。
その後チェンマイの場合、チェンマイ空港の数件隣りにある検疫所で申請時に発行された番号を伝え「土・虫の除去」のチェックをしてもらいます。問題がなければ「植物検疫証明書 / phytosanitary certificate」が発行されます。
以前は手書きだったり、どこで買ったかの証明書類が必要などと面倒なことが多かったこの申請作業ですが、現在はE-Phytoの登場により実に簡単になりました。 ちなみに、このE-Phytoは「タイ政府に登録した業者」でないと簡単に利用できません。もちろんCece Farmは登録業者ですので、個人のお客様でもE-Phytoを利用し、らくらく「Phyto」を取得することができます。
Cece Farmは専用の植物洗い場を完備!
そして「土と虫の除去作業」ですが、Cece Farmは「専用の植物の洗い場」を完備していますので、根についた土を完璧に洗い流すことが可能です! また通常はこの作業だけで虫の洗い流しも可能ですが、念には念を入れて「虫除去の薬剤」を使用するサービスも行っています。当店で植物の購入をした場合は、もちろん薬剤も洗い場の利用も無料です。冷たいアイスコーヒーでも飲みながら、ご自身で土の洗い落としを楽しむのもOK、スタッフに任せるのもOKです。どちらでも、ご自由にどうぞ!
Phytoの手数料は?取得代行は?
まずPhytoの取得手数料ですが、1枚につき「100THB」となります。植物1つに対しPhytoが1枚という計算ではなく、大雑把にいうと、持ち帰りたい植物をまとめて1枚という感じになります。 厳密な決まりはないようですが、植物10~15個位を一つの段ボール箱に入れれば、この一箱につき1枚(100THB)というよなイメージです。植物1つに対し100THBではないので、手数料はそこまで高くないと言えるでしょう。*正確な手数料(枚数)は検疫後にわかります。箱が複数になると、箱につき1枚という計算をする場合が多いです。また、1枚のPhytoの持ち出し先の住所・氏名は同一である必要があります。
またCece Farmでは、植物検疫証明書の取得代行を行っています。代行手数料は、1枚につき「1000THB」です。 その他、取得手数料「100THB」が別途かかります。 取得代行は少し高いので、ご自身で取得することをおすすめします。
大量購入・海外への業販も承ります
「タイの植物を大量に購入したい」、または「まとまった量を仕入れたい」という場合も、Cece Farmにご相談ください。
cece farmはタイ国内の多くのファームと業務提携をしていますので、タイの観葉植物であれば、ほとんどのものが入手可能です。もし、「当サイトのページにない植物が欲しい」という場合でも、メールやメッセージでお問い合わせください。もちろん料金は格安です。
検疫所でPhytoを取得する方法
それでは、ご自身でPhytoを取得する具体的な方法を説明します。もちろん「E-Phyto」での申請は、Cece Farmが無料で行いますのでご安心を。では、証明書取得の流れです。
Cece Farmでお買い物時に、Phytoの取得をスタッフに告げ、申請を委託する(無料)
チェンマイ空港並びにある「植物検疫所」に行く
E-Phyto申請時に発行された番号を検疫所スタッフに伝え、呼ばれるのを待つ
- 自分の順番が来たら植物を預け、職員が検疫を行う
- 検疫で問題がなければ証明書が発行される (手数料 100THB)
という流れです。待ち時間は時期などによりますが、数分から数時間です。シーズン時は申請者も多いので、朝(AM8時30分)から行くのが良いかもしれません。ですが私の経験では、1時間以上待たされたことはありません。多くても2,3人待ちで、待たないことの方が多いです。とはいえ、検疫所職員の話では、午前中に到着して午後になることもあるということなので、最低でもチェンマイからのフライトに1日の余裕は持ってほしいです。
そして検疫が終わった植物は、最終的に段ボール箱などに梱包された状態になります。この状態になったら開封不可となりますので注意してください。
↓の画像が梱包後の実物です。箱下の書類がPhytoです。
Cece Farmから検疫所までの配車サービスを手配します
Cece FarmではGrab等の配車サービスを手配し、Cece Farmから植物検疫所まで直接お届けすることもできます。2023年末の時点で、Cece Farmからチェンマイ植物検疫所までの乗車料金は、350THB~450THBとなっています。ドライバーや配車サービスによって多少の違いがありますが、およそこの料金が相場となっているようです。 また植物検疫所の場所はチェンマイ空港の至近ですので、チェンマイ市街地までの乗車料金も、この350~450THBとお考えください。もちろんCece Farmからお帰りの際にも配車サービスを手配しますし、ご希望であれば、メーサー滝など周辺の観光スポットまでの手配も可能です。 お気軽にスタッフにご相談ください。
また、タイはチップ(Ceceファームから市街地までの場合、50~100THB程度が多い)の慣習がこざいます。ご希望であれば、チップ込みの料金を最初に交渉することも可能です。スタッフにご相談ください。
また植物の種類によっては、通称「CITES」と呼ばれる許可証が別途必要になる場合があります。こちらも詳しいことは後述しますが、CITES指定植物かどうか?は、公開されている公式ウェブサイトで簡単に判別可能です。こちらもスタッフがサポートいたします。
Citesについて
ここで言う「Cites」とは、ワシントン条約で輸出入を禁止された動植物のリストのことを指します。例えばCece Farmで取り扱っている植物で、リストにある代表的なものは「サボテン」と「蘭」です。ただしサボテンや蘭であっても、それがタイ国内のファーム等が交配したできたものであれば、輸出が認められます。*Citesが発行されます
このあたりの線引は難しく、事実上、該当職員でないと判断できない場合が多々あります。なので、Citesに登録されている植物がほしいという方は、ご来店前にその旨をメール等でお問い合わせしてください。
タイのCites発行オフィスはバンコクにしかない
またチェンマイにはCitesを発行するオフィスがありません。*タイではバンコクにあります
なのでCece FarmがCites取得申請をする場合、オンラインによる申請となり、書類の発行はおよそ一週間後となります(追加書類を要求された場合など、更に伸びる場合もあり)。 なので、一週間以上など滞在日数に余裕のある場合は問題ありませんが、旅行など短期滞在の方の場合は、配送業者を使って、後日ご自宅で受け取る方法をお考えください。 もちろんCece Farmでは、Citesの申請から植物の配送手配まで請け負っていますが、当方が保証できるのはタイ国内からの発送までです。タイ国外に出てからの遅延・事故等は当方では保証いたしかねますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
Citesリストの調べ方
Citesリストの調べ方を解説します。とりあえず正式な学術名を調べます。当サイトの取り扱い植物のページは、基本的に学名をページタイトルにしていますので、その名前で調べていただければ大丈夫です。ただしタイで一般的に流通している名前しかわからないものもいくつかあります。
学名で検索する場合ですが、正確にはCites公式HPのPDFを見るのが確実です。ですが、かなり使いにくいので、下記のWEBサイト(アプリもあり)を利用するのをおすすめします。
Citesの対象植物は定期的に更新されますが、上記サイトは民間のサービスなので、多少のタイムラグが生じる場合が考えられます。最新情報で確実を期するなら、下記の公式HPのCitesリストをご確認ください。